その入試説明会では、受験につながりません
-気付いてますか? 入試説明会の落とし穴-
「早くから準備を万端に整えて、完璧な入試説明会にすることができた」
「今日も全力を出し切って説明した。きっと受験生も増えるに違いない」
「みんな真剣に説明を聞いていた。きっと関心度も高まったことだろう」
「本校の強みと魅力を、思う存分アピールできた。受験増を期待できる」
入試説明会の終了後には、このような充実感に満ちた会話が交わされることが多いですね。
ところが、入学試験の受付が始まっても、なかなか思っていた通りには願書が出てこなかったり、
受験者が増えたのに入学者は増えなかったり、期待と結果に大きな差が出た経験はありませんか?
実は、説明会にはこんな意外な魔物が潜んでいるのです。
説明が完璧になればなるほど受験生の心は離れて行く
「そんなバカな! 説明会の完成度が高いほど、受験生が増えるに決まっているではないか!」
たしかにその通りです。しかしそれは、正しい方向に向かって完成度を高めた時だけです。
多くの学校では、学事の内容や進学先、生活指導の特徴などをピックアップして伝えます。
また、部活動や特別行事、新しい学習メソッドや成績向上システムなども語られるでしょう。
もちろんそれらは必要な情報なので、出し惜しみをする必要も理由もありません。
しかし、それだけではダメなのです。もっと手前に、さらに注力すべき事柄があるのです。
一つには、受験生や保護者の「聞きたいこと」と、学校側の「伝えたいこと」のズレの修正。
一つには、悪気はないのに嫌われてしまうような説明会・相談会の進め方。
一つには、説明の必要がないと思っていたことこそ、実は説明したほうが効果的なケース。
一つには、時代の変化に伴う受験生・保護者の意識の変化に気付いていないこと。
一つには、社会が学校・教育界に求めている内容を見誤っていること。
他にもたくさんの理由が考えられますが、共通しているのは「学校側が気付いていない」こと。
教育界そして学校は、一般社会からは距離のある、いわば「異文化空間」となっているのです。
しかしながら受験生の保護者は、一般社会で生活し、働いている、ごく一般の社会人がほとんど。
この両者の違いに気付き、入試説明会をどう作り上げていくべきなのかを考える必要があります。
一回の入試説明会で両者の距離を縮め、相互理解を深めることは、実は想像以上に難しいのです。
学校はある意味では「見えにくい」時空間です。組織の文化も想像以上に固着しがちです。
特に私立の学校では教職員の異動も少なく、その傾向に拍車がかかりやすいようです。
また公立の学校では、行政や教育委員会の影響を受け、教員個人や学校独自の持ち味が陰ります。
こうした物理的要因のほか、特殊な業務環境なので顧客観を形成しにくいことも挙げられます。
職歴や経験年数を重視する学校では、さらに狭い方向へ文化・風土が先鋭化する危険もあります。
入試説明会に来る受験生と保護者に対して、新しいとらえ方が必要な時代となっています。
せっかく来校してくれたお客さんを「入学生」に転換させるツボとはどのようなものなのか。
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「受験率・入学率を上げる7つのステップ」
-気付いてますか? 入試説明会の落とし穴-
私は息子の進学に際しある学校の説明会に行きましたが、開会前にその学校を嫌いになりました。
理由は単純なことで、いざ現場に到着すると、来場客をぞんざいに扱っていたためです。
また、説明の内容も一方通行のお話ばかりで理解が困難でした。
入試企画相談委員として17年も生徒募集にかかわり、年間最多150校の訪問営業をこなし、
担当地区から全校生徒のうち4分の1以上を何年間も集め続けた実績が私にはあります。
現場教員の中からただ一人、理事会直属の経営改善委員として抜擢された私の知見からすれば、
その学校の説明会は、旧時代の象徴ともいえるような、正直なところ不愉快なものでした。
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それでは、研修の内容を少しだけご紹介しましょう。
・ 受験率・入学率を高める7つのステップとは?
・ 多くの学校が知らない、保護者に嫌われる原因とは?
・ 集客を達成できる説明会と、できない説明会の決定的な違い
・ 保護者や生徒から選ばれる学校になる方法
・ 説明会で話したことが、受験生に通じない理由…
・ 準備の負担を減らし、パフォーマンスアップする方法
・ 退屈と思われてしまう説明会を、楽しい時間に変える方法
・ 入学してから「問題児」に化ける生徒を減らす方法
・ 独自のハウトゥーやメソッドが売れない理由をご存じですか?
・ 校長先生もよく知らない、学校収益を高める方法
・ 集客がうまくいかないのは3つの「M」が機能していないから?
・ 受験生と保護者の心を掴み、ファンに変えるための話法とは?
・ 学校や教師は知らない、世間が求める本当の要求
・ どうしても、この学校に入りたい!と思わせる技術
・ 学校の先生が知らない、世の中の大きな変化とは…
・ 「USP」の勘違いが、学校を不人気にしてしまう理由
・ 受験生の中で、本当に「顧客」化できる人数比率とは…
・ 説明会に慣れてしまうと失敗する理由
他にも、学校がファンを獲得するための、今まで知られていなかった内容が含まれています。
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